【持たなきゃ損!】精神障害者手帳のメリットと申請方法

お金
はじめに

今回の記事は精神疾患で通院し、かつ初診から6か月以上経過している方、

もしくはその介助者、ご家族向けです。

こんにちはkiyoです。
双極性障害持ちのフリーランスで二児の父をしております。

今回は障害者手帳のお話です。
僕も持っているんですが、これ、持ってるとかなりおトクなんです。
精神疾患をお持ちの方は、病状でお辛いかと思いますが、少し余裕があるときにでも、
ぜひ取得していただくことをおススメします。

それでは、障害者手帳を持っているといかにおトクなのか?&どうやったら持てるのか?
ご説明していきます。

・超おトクポイント あらゆる施設が無料に


あらゆる娯楽施設、文化施設、レジャー施設が無料
もしくは半額。または半額ちかくの割り引きになります。

公営の施設は基本無料。駐車場もある場合その利用も無料
私営の施設は大体約半額

これすごくないですか?

僕は美術鑑賞が好きで、東京在住なのでよく上野公園に行くのですが
ここには4つの美術館と二つの博物館、一つの動物園があります。
障害者手帳を提示すればすべて入場無料です。

しかも付添人一人まで無料なんです。

たとえば美術館に行くとして当日チケットだいたい1600円くらいですから、
恋人や友人、家族の誰かと行くとして、二人分3200円が無料になります。

これは大きいですよね。
浮いたお金でちょっと贅沢なランチをしたりできそうです。

しかも人気の展覧会だと、入場するまでに長蛇の列ができることがよくあるのですが
障害者手帳所有者はこの列に並ばずに済むんです。

列を整備する係の人に手帳を見せると、入場口まで案内してくれて、列の脇からすっと中に通してくれます。

チケットチェックする係の人も、手帳を見せるとなぜか頭を下げてくれて
まるでなにかVIPになったような気分が味わえます。

具体的にどんな施設で利用できるのかは、東京都の場合を後述しますが
僕は年間約25000円分ぐらいはこのサービスの恩恵にあずかっています。

・申請方法

申請方法ですが、まず条件があります。

初めにもお伝えしたように、

精神疾患で通院し、初診から6か月経過していること

が条件となります。

どういう疾患が対象かというと、

統合失調症、うつ病・双極性障害、てんかん、薬物やアルコールによる中毒精神病、高次脳機能障害、発達障がい(自閉症、学習障がい、注意欠陥多動性障がい等)など

が対象となります。

以上に該当された方は必要書類をそろえましょう。

必要書類


①精神障害者手帳申請書

お住いの地域の保健所、福祉センター、保健センター、健康サポートセンターの

窓口にあります。

 

②診断書

かかりつけ医に書いてもらいます。お願いする際に障害者手帳申請用と

お伝えください。診断書作成には約5000円程度かかります。(←手帳を有効利用すれば元は取れます)

 

本人写真
縦4センチメートル×横3センチメートル、脱帽、上半身を写したもの。
(1年以内に撮影したもの)

 

④印鑑(シャチハタ不可)

 

⑤本人確認書類
マイナンバーカード
 マイナンバーカードをお持ちならこれ1枚で大丈夫です。

 

マイナンバーカードをお持ちでない場合
 1.番号確認⇒通知カードまたはマイナンバー記載の住民票の写し

 2.本人確認⇒運転免許証、パスポート、健康保険証、年金手帳など

 

 

まずかかりつけ医に、診断書作成をお願いすることから始めるといいでしょう。

診断書ができるまで数日かかるので、その間に本人写真を撮ったり、
申請書を手に入れ、記入を済ませておいたりするといいです。

書類がそろったらお住いの地域の保健所、福祉センター、
保健センター、健康サポートセンターの窓口に提出してください。

提出書類は窓口の方がチェックしてくれるので、記入漏れ、書類不備があった場合はちゃんと教えてくれます。

記入漏れならその場で直させてくれるので、直した後そのまま提出できます。

提出後、審査を経て障害の重さによって1級~3級の障害等級が決定します。
ちなみに僕は3級で一番軽い等級です。

1級2級の方が受けられるサービスは今回ご紹介しているものも含めた、さらに手厚いものになりますが今回は詳細を割愛させていただきます。

申請から1~4か月で手帳交付のお知らせはがきが自宅に届き、申請した窓口で手帳を受け取ります。(僕の場合は1か月ちょっとだったと思います。)

以上が申請から手帳を受け取るまでの流れです。

・補足情報


実際に入場無料や半額などのサービスを受けられる施設は
障害者手帳で行こう!~全国版~
でご確認ください。

ちなみに東京都の場合、都内都下含めおおよそ470施設でサービスを受けられ
内、約187施設が無料。約283施設で半額等の割引を受けることができます。

特筆すべきは映画館の割引で、おそらく(全て調べてませんが)すべての映画館で1000円で映画を観ることができます。

映画館によっては付添人にも割引が適用される場合もあります。

映画館に行く前やチケット予約をする前に、その映画館がどのような障害者割引を用意しているかチェックしてみるといいでしょう。

その他受けられるサービスとしては

・都営地下鉄、鉄道、路線バスが無料 もしくは割引

・税金の減額、免除

などがありますが、これらについてはまた別の機会にご説明できればと思います。

・おわりに

いかがでしたでしょうか?

精神障害者手帳のメリット、感じてまらえましたでしょうか?

みなさんの病気と向き合う日々が少しでも豊かになることを願います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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